佐久間さんのポッドキャスト、INNOVATION WORLD FESTA、最近よくオーディオブックが取り上げられる。
米国オーディオブック協会(APA)が2019年の4月に実施した調査によるとオーディオブックの普及率がついに50%を突破したという。しかし、日本はどうだろうか。電車に乗ればスマホの画面に釘付けな人たちばかり。彼らはオーディオブックを利用しているのだろうか。
スマートフォンやスマートスピーカーの普及に伴い、移動時間やワークアウト、家事の間、耳の空き時間をオーディオブックで埋める人が増えているのだという。
実際ポッドキャストのヘビーユーザーの私はオーディオブックを利用したことがない。しかし、今回いい機会だと思ったのでとりあえずAmazonが提供しているAudibleを利用してみた。
Audibleとは
AudibleとはAmazonが提供しているオーディオブックのサービスである。月額1500円で毎月1冊本を購入することができる。Softbankが提供しているaudiobook.jpに比べるとエンタメが豊富らしい。
初月無料でトライアルができるので、早速登録。紙の本で読んだことがある(が途中で挫折して、放置してある)マイケル・サンデルの「これからの正義の話しをしよう」をとりあえずDLしてみた。
全部を聞ききってないが、とりあえずの感想
- 目で読むよりすらすらと入ってはくる。
- ある程度集中しないとだめ。何かに気をとられるとさらっと聞き逃してしまう。
- スピードの調整が細かくできて嬉しい。今回は1.5xくらいでちょうどいいと思った。
- ドライブモードがついてて、運転中の需要の高さを察した。
紙だと挫折したこの本だが、オーディオブックならとりあえず最後までは到達できそうである。(理解できるかは別として…。)
ポッドキャストはどうなの?
カナダの出版団体「BookNet Canada」が2017年に出したレポートによるとオーディオブック利用者のうち58%はオーディオブックとポッドキャストの両方を利用しており、45%がオーディオブックを利用し始める前からポッドキャストを聴いていたと答えた。

耳から情報を得ると言う点で両者は同じカテゴリー内にあると思うが、ポッドキャストのほうが誰でも配信できるという点でオーディオブックほどのクオリティを担保するメディアとは言い難い。良くも悪くもラフなメディアだ。
だからといってオーディオブックが最高というわけではなく、リアルタイムの情報は当然ポッドキャストのが優れていたり、会話形式でより親しみやすいといった優位性があるのは間違いない。どのメディアも選択肢の一つだ。気分やシーンで使い分ければいい。選択肢が広がることを拒む理由はない。
おすすめポッドキャスト
最後におすすめのポッドキャストを記載しておこうと思う。(オーディオブック初心者の私でも、ポッドキャスト歴は長いのだ。)
こんにちは未来
NY在住のジャーナリスト佐久間裕美子と『WIRED』日本版の前編集長でコンテンツ・メーカー「黒鳥社」の若林恵の2人が、音楽、アート、政治、ビジネス、ライフスタイル、メディアまでカテゴリーにとらわれず縦横無尽に語りつくすトークセッション。
http://podcast8.kiqtas.jp/future/
The Potluck Cast
挑戦をし続ける女性のためのコミュニティThe PotluckのRieとNagisaがアメリカ・サンフランシスコやニューヨーク、時々東京の気になるプロダクトや企業、ブランドについて異なる角度から読み解いていく。
https://www.notion.so/The-Potluck-1e8fb4417caa4fe294405989de641623
ポッドキャスト Export
デザイナー灰色ハイジが日本国外で活躍するデザイナーやクリエイターの話を聞いたり、自身のサンフランシスコでの暮らしや活動について喋るポッドキャスト。
https://export.fm/
Takram Cast
デザイン・イノベーション・ファームのTakramのメンバーがデザイン・テクノロジー・ビジネス・文学などの話題を幅広く展開するポッドキャスト。
https://cast.takram.com/
バイリンガルニュース
Michaelが英語、Mamiが日本語で、独自のセンスで選んだニュースを英語と日本語で紹介した後、バイリンガル会話形式で意見を交わす番組。京大の英語の教材としても使われる。
https://bilingualnews.jp/